アステラス製薬は2007年6月、テラステクノロジーの「スパムウォッチャー」の稼働を開始させた。「スパムウォッチャー」の販売および導入作業は、ネットワーク機器やFAに強みを持つ(株)アンペールが行った。「スパムウォッチャー」は、独自の手法で高速かつ正確にスパムを取り除く、アプライアンス形態のスパムフィルタである。導入に至った経緯は次の通りである。
「導入時点で、“スパムが多すぎて仕事がまわらない”という事態になっていたという訳ではありません」というように、すでに実務に大きな害を及ぼしていたか、というとそうでもない。「徐々に増えることが予見できたので、早めに手を打っておきたかった」というのが、導入に向けた真の姿だった。ここでシステム担当者が、先を予見できたのには理由がある。
「実は合併以前、従業員にスパムが大量に届くようになってしまっていた。ところが合併によりドメイン名が変わったおかげで、スパムは激減。ほとんどゼロに近い状態だった。しかし、やはり徐々に増え始めた。どんなことをすれば増えるか、といった知識も身につけられた。過去に、スパムが増えた推移と照らし合わせることで、将来を予見できた。少しずつ苦情が出始めた程度で、手を打っておくのが良いと考えた」ため、早期にじっくりと検討して、導入しようという考えだった。
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